後遺障害を申請した結果、予想していた等級よりも低かったら、どうすればよいのか?

後遺障害等級はそれぞれの等級によって症状が決まっています。にも関わらず、実際にはその通りの等級が認定されることは稀です。

本当は12級に認定されるべき人が14級に格下げされたり非該当(認定すらされない)になることは非常に多いのです。

後遺障害の認定は等級を1ランクも2ランクも下げられてしまう。

これが普通です。交通事故業界ではこれが常識。

しかも悪いことに、不当な認定とはいえ一旦決定してしまったらいくら口で文句を言ったってダメです。

等級を上げたい場合(というか正常な等級を認めさせたい場合)は、異議申し立てという手続きを行わなければならないのです。

そしてまた、この異議申し立てが困難を極めます。

異議申し立ては素人が一人でやるには相当に難しいため、専門家に依頼した方が無難です。

その専門家でさえも苦労しているのが現状で、医者の協力次第といった部分もありますし、損害保険料率算出機構の審査員次第といった運の要素も絡んでくるので非常に厳しいのです。

なお、後遺障害の認定は最初から専門家に任せた場合と、一旦自分がやって後から異議申し立てを依頼する場合とでは難易度が異なります。

最初から専門家に任せた方がより高い等級になりやすいということは覚えておいて下さい。

異議申し立ては一旦相手が決定した事柄を覆す為に色々と工夫が必要ですが、そもそも一発目の審査でちゃんとやっていれば認定されていた・・・ということも少なくありません。

後遺障害の認定に不安がある場合は、この部分だけでも専門家に依頼した方が良いでしょう。

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ライプニッツ係数表(年金現価表)
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