保険会社(保険代理店)に連絡する
あなたが100%被害者だとしても、あなたの契約している保険会社・保険代理店に連絡を入れて下さい。
事故直後に速やかに保険会社へ連絡することにより、その後の保険金支払いまでの処理がスムーズに進みます。
こんな時のために携帯電話の電話帳には保険会社の番号を登録しておきましょう。最近は24時間フリーダイヤルで受け付けているところがほとんどですから、真夜中に事故にあっても連絡できるはずです。
必ず連絡しておくようにしましょう。
そして相手側にも保険会社に連絡をしたかどうかを聞いて下さい。
事故から一定の期間内(2ヶ月以内)に保険会社に連絡を入れないと、保険が使えなくなってしまうのです。
そうなってしまったら一大事ですから、必ず相手にも保険に入っているかどうかを聞くようにして下さい。
自分が搭乗者傷害保険に入っているかをチェックする
搭乗者傷害保険というのは、例えば入院1日あたり2万円、通院1日あたり5千円もらえるというような保険のことです。
示談金とはまた別にもらえます。通院1日あたり5千円だとして、100日通院したなら50万円もらえるわけです。
入通院の期間が長く掛金も多い人だと搭乗者傷害保険だけで数百万円もらえたりします。
(しかも搭乗者傷害保険は使用しても等級が下がらない)
申請のタイミングは示談が終了してからとなりますので、絶対に申請し忘れないようにしたいところです。
もしも相手が保険に入っていなかったらどうなるのか?
これがものすごく恐ろしいんです。
特に乱暴な運転をする人に限って保険に入っていないことが多く、理不尽な事故に巻き込まれたあげく賠償金は1円も支払ってもらえない・・・という話は嫌と言うほど耳に入ってきます。
絶対に巻き込まれたくないパターンの1つです。
しかし打つ手は無いかというとそうでもありません。それを救ってくれる保険があります。
人身傷害保険というものです。交通事故業界に身を置いている人なら、入っていない人はまずいないでしょう。それくらい重要な保険です。
もしあなたが人身傷害保険に入っていれば、相手側が無保険者だったとしても全額保険金は支払ってもらえますし、相手側に支払い能力が無かったとしても同様です。
もっと言えば、ひき逃げされて犯人がいつまで経っても捕まらないという場合にだってちゃんと保険金を受け取ることができます。
そして搭乗者傷害保険と違い示談を待たずして請求することができるので、治療の負担もグッと軽くなるのです。
さらに、同乗者の分も全て補償してくれたり歩行中の事故でもカバーしてくれたりと、いたれりつくせりです。
(保険会社やプランによって違いはあります)