後遺障害別等級表・労働能力喪失率(2)
後遺障害の等級には1級から14級まであり、それぞれにおいて認定基準が異なっています。
その等級ごとの認定基準を定義した後遺障害別等級表が専門書(赤本)に掲載されており、以下のようになっています。
別表第1 | |||
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等級 | 介護を要する後遺障害 | 保険金額 | 労働能力喪失率 |
第1級 |
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4,000万円 | 100/100 |
第2級 |
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3,000万円 | 100/100 |
別表第2 | |||
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等級 | 介護を要する後遺障害 | 保険金額 | 労働能力喪失率 |
第1級 |
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3,000万円 | 100/100 |
第2級 |
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2,590万円 | 100/100 |
第3級 |
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2,219万円 | 100/100 |
第4級 |
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1,889万円 | 92/100 |
第5級 |
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1,574万円 | 79/100 |
第6級 |
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1,296万円 | 67/100 |
第7級 |
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1,051万円 | 56/100 |
第8級 |
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819万円 | 45/100 |
第9級 |
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616万円 | 35/100 |
第10級 |
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461万円 | 27/100 |
第11級 |
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331万円 | 20/100 |
第12級 |
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224万円 | 14/100 |
第13級 |
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139万円 | 9/100 |
第14級 |
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75万円 | 5/100 |
これを見てわかるように後遺障害というものは、
「事故にあってから何となく体が痛いんです!だから後遺障害に認定して下さい!」
何て言ったって認定されるものではありません。ちゃんと上記の項目に当てはまっていないとダメなんです。
ここ数年で審査はより厳しくなっていますので、実際にその症状が出ていたとしても認定され難くなっています。
なお、この後遺障害等級表に記載されていない症状でも後遺障害として認められることもあります。部位や程度が各等級の障害と同程度と認められるものについては「相当する」等級を認定することになっているので、後遺障害等級表に載っていないからといってあきらめることはありません。