専門家に依頼することが最善の策
あなたの保険(もしくは家族の保険)の中に弁護士費用特約があって、特に解決までの時間を急がないのであれば、弁護士に依頼して裁判をするのが損害賠償金の最大額を狙える最良の方法です。
そして何よりも一番いいのは重要な部分は弁護士に任せていれば良いので、すごく楽なのです。
わからないことはすぐに電話して聞けばいいし、的確にゴールまで導いてくれるというこの安心感。
一人で保険会社の罠に引っかからないようにと、注意しながら奮闘している状態と比べればどれだけ楽かわかりません。
ただ唯一の心配は、その依頼した弁護士が「有能な弁護士」なのか「まるで使えない弁護士」なのかという点だけです。
あなたの知り合いで実績も信頼もある有能な弁護士というのであれば迷わずお願いしたいところですが、弁護士になったばかりのペーペーだったり、もうろくしているおじいちゃん弁護士だったりすると思わぬポカをやらかしません。
GoogleやYahoo!で検索して出てきたホームページをたくさん見たり、知り合いに聞いたりして信頼できそうな弁護士事務所を選ぶ必要があります。
なお、弁護士費用特約は行政書士や司法書士に対しても適用できます。近くに有能な行政書士や司法書士がいることがわかっている場合は、そちらを選ぶのも手です。
何よりお金が大好きな弁護士か、困っている人を見捨てられない弁護士か
また、弁護士にはありがちなことなのですが、安い案件は引き受けたがりません。
例えどれだけ依頼者の方が困っていようとも、大して利益になりそうにない案件は容赦なく断ってきます。
ちょっと弁護士のホームページを検索してみて下さい。次のような文章が記載されていませんか?
「後遺障害に認定されている人の依頼なら受けますが、非該当だった人の案件ならお断りです」
どうしてこんな事を記載しているのかというと、非該当の人に比べて後遺障害に認定されている人の依頼を受ける方がずっと儲かるからです。
お金にならない仕事はしませんよ、儲かる仕事だけしか引き受けませんよというわけですね。
本当に困っている依頼者を人として見ておらず、どれだけのお金を運んできてくれるのかという観点からしか見てくれない。
その弁護士の人物像が何となく見えてきそうです。
しかしもしかしたら仕事自体は有能なのかも知れません。
なんといってもお金が大好きなわけですから、より多くの賠償金を保険会社から取ろうとするでしょう。その為のスキルは高そうなイメージがあります。
一方そのような弁護士事務所とは違って親身になって無料で相談に応じてくれたり、どのように行動すべきかを逐一丁寧に説明してくれるようなところもあります。
彼らは困っている人を助けてあげたいという信念を持っています。
そして被害者の方にできるだけ多く賠償金を受け取ってもらいたいという気持ちから、やはり多くの賠償金を保険会社から取ってくれそうなイメージがあります。
どちらがいいのか迷うところではありますが、個人的にオススメしたいのはやはり後者の被害者の為を思って頑張ってくれる弁護士です。
説明を求めたときに嫌な顔して面倒くさそうに説明してくる弁護士よりも、ちゃんと親切に教えてくれる弁護士の方が気分的にもいいでしょうから。
ただ一つ問題があって、彼らは常に忙しいのです。
困っている人を助けるために頑張っているので、依頼されたら断れません。案件もひっきりなしに入って来ます。
それが故に宣伝広告などもあまり大きくはしておらず、とにかく見つけづらいのです。
可能な限り有能な弁護士に依頼したい、でもどこの弁護士事務所が当たりなのかがわからない。そのジレンマに悩まされるとは思いますが、何とか頑張って探し出して下さい。
立派で有能な弁護士は全国各地に存在しているはずなのです。
一旦有能な弁護士に依頼してしまえば楽なのですが、依頼するまでの弁護士探しがちょっと大変ではあります。
裁判なら満額の賠償金を受け取れる可能性が高いが、大きく賠償金が下がるリスクもある
通常であれば弁護士に依頼して裁判をするという方法が一番高く賠償金をもらえる方法になります。
ですがそれが100%かと言われるとちょっと話は違ってくるわけです。
裁判というのは始めから結果がわかっているわけではありません。相手の弁護士次第で結果が大きく変わることもあるのです。
そのため当初は予想もしていなかったことが起こり、大きく賠償金が下がってしまうというリスクもあります。(まぁそうなる人というのは大抵は何らかの悪事というか詐欺的な行為を働こうとしていた人達ですが・・・)
あくまで裁判をすれば大きく賠償金の額が増える可能性が高いという話です。
絶対ではありませんので、その点はご注意を。