健康保険は全ての整形外科病院で使えます
健康保険は基本的にどの病院でも使えるのですが、受付で「交通事故の場合、健康保険は使えないんですよ」と言われることがよくあります。
結論から言うと交通事故の場合だろうがなんだろうが健康保険は使えるのですが、未だにそんなことを言う病院があります。
さすがにそこまでひどくはなくとも、次のように健康保険を使わない方向に話を持って行かれることは多いです。
健康保険の届け出？なんのことだ？となり、結局保険会社に支払ってもらうことになる・・・。
でもこれは巧妙な病院側の罠です。
第三者行為による傷病届を提出すれば問題ない
この届け出（第三者行為による傷病届と言います）というものは確かにしなければなりません。
交通事故にあったら、各市町村の役場の国民健康保険課や社会保険事務所のようなところに行って「交通事故にあったので、病院に健康保険で通えるようにしてほしい」と申し出をし、書類を提出する必要があります。
確かにこれはやらなければいけないことです。
ですが交通事故にあった直後、病院に行くまでの間にそんなことができるはずもありません。
通常はこういった書類はあとから正式に提出すればよく、とりあえずは市町村の役場や社会保険事務所に電話で届け出をする意志を伝えておくか、それが面倒なら「第三者行為の届出中です」と、とりあえず言っておけば問題ありません。
（ちゃんと近いうちに正式な書類を役場や社会保険事務所に提出するのを忘れずに）
にも関わらず、病院側は一切こんなことを教えてくれません。
「届け出してないんでしょう？じゃあダメですね」
といった態度です。
もっとひどい病院だと、交通事故の時は健康保険は使えません！とキッパリ言うところだってあるくらいです。
一体なぜ病院側はこのように健康保険を使わせない方向に持って行こうとするのでしょうか？
次項の「自由診療と保険診療の違い」に詳細は記載していますが、要するに健康保険を使わないでもらった方が病院側が儲かるからです。
